おやすみ、ドライアイになってきた
気付いたら起きてたっぽい
床で潰れたケーキがパソコンのデスクに並んでいた
デスクの上でギトギトで冷えた脂が白くなって固まっていた油でチキンがカラッと揚がって袋に入ってる
起きた時に床にいたから頬が緩むのも多分ケーキの生クリームのお陰だ
ホロジュールみたらぺこらの枠増えてる!!
俺が寝落ちしてもゲリラをやるみたいだね、いつ寝ればいいやら
これからパソコンのデスクに並ぶショートケーキをぺこらと食べようと思ってる
チキンはちょっと冷ましたほうがいいかな?アツアツになってる
こんな誇らしいこともないよな、ぺこらと一緒に食べられるだろってよくわからない歓喜の感情が交錯してる
さっさと片付けてシャワー浴びて、バースデーケーキもっかい探そうぜって心の中の俺が言ってくる
ぺこちゃんのイラスト描いてもらった特製ケーキは机に上にあるけど、一緒に食べるならウェディングケーキみたいな大きなケーキの方がいいよな?
長と一緒にぺこーら誕生日おめでとうってゲラゲラ笑いながら蝋燭吹き消せればそれだけでいい
そんな、そんなさ…たったそれだけの望みだったんだよ。
ぺこちゃんと一緒に夜に誕生日おめでとうって一言言葉をかけ合いたかっただけなんだ。
そんなことも僕の望み過ぎだったのかな?と思っていたけどその夢が叶う。
長が誕生日の話を配信でするたびに、そんな当たり前の夜が来ると思って上司に意地でも休むって有給申請書出してはんこ押させてさ
周りの同僚にお前彼女なんていないだろ?って陰で笑われてるって自覚しながら、それでも胸張って休んで前もってケーキ頼んで
なんならTwitterにあとで載せられるようにデスク周りにオーナメントつけたり卓上ツリーに長のアクキーとか飾り付けてデスクトップの壁紙も長にしてた
あとは長のにーんじん、が鳴ってペコラップが流れて、こんぺこーあーんたたちあたしの誕生日になーにシケたツラしてんだよファファファ!
でも、ぺこーらのために誕生日あけてくれて嬉しいペコよ!ファファファ!
そうやって少し嫌そうな素振りみせながら、でも笑って不安な気持ち吹き飛ばして僕に笑顔をくれる。
そんなぺこらと誕生日をたった一時間でも過ごしたかった。
ただ、それだけの夢が21時に叶う
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